デュアルカメラ – iPhone 11 機能

2眼 デュアルカメラ[iPhone 11 スペック]

2019年9月に発売されたエントリーモデル iPhone 11 のメインカメラには、歴代 iPhone で初搭載となる超広角カメラを採用。

iPhone 11 の新設計リアパネル上部に配置されるメインカメラは、超広角カメラ、広角カメラと、2つのカメラユニットを搭載。おなじデュアルカメラでも、2018年モデルの iPhone Xs は、広角カメラ、望遠カメラでした。



デュアルカメラ解説

解像度

デュアルカメラ:センサー解像度[新型 iPhone 11]
イメージセンサーは、すべてのカメラユニットで同じ〈1200万画素:4032 × 3024 px〉の解像度。

発売前のリーク情報・予測では、解像度の増加や焦点距離ごとの解像度の差が挙がっていましたが、解像度はすべてのカメラで同じ画素数に揃えられています。また、イメージセンサーの面積も従来モデル iPhone Xʀ シリーズと変更ありませんが、新しく開発されたセンサーを搭載。

ちなみに、iPhone のイメージセンサーが大きくなったのは、iPhone Xʀ からで、iPhone X、iPhone 8 より〈32%〉大型化しています。画素数をアップせずにセンサーサイズを広げるメリットは、鮮やかな色合いや、室内・夜間といった照明が少ないシーンでもノイズを減らせます。

iPhone 11:デュアルカメラ仕様
レンズ仕様 センサー解像度
超広角カメラ 13 mm 相当 F2.4(画角120度) 1,200万画素
広角カメラ 26 mm 相当 F1.8 1,200万画素

各カメラの特長

iPhone 11 に新採用されたデュアルカメラは、超広角・広角の2種類。レンズユニットは開放F値が暗くなるズーム機能レンズは採用せず、優れた描写を発揮する単焦点レンズです。
デュアルカメラ:特長スペック[新型 iPhone 11]

超広角カメラ

超広角レンズの焦点距離は、35mmフィルム換算だと〈13 mm〉相当し、非常に広範囲を写真に収めることが可能。
超広角カメラ:サンプル画像[新型 iPhone 11]
写真撮影機器の一眼レフ・ミラーレス一眼に装着されるレンズで、超広角レンズといえば焦点距離〈24mm〉より短い焦点のレンズを意味します。超広角レンズは、一眼カメラ用のレンズ群のなかでも特殊な部類に入り、価格も高額なレンズが多いため、写真愛好家のユーザーでも多くは所有していません。そのような高価で特殊なレンズがスマートフォンで気軽に撮影できるのはメリットが大きいです。
焦点距離12mm 超広角レンズ撮影[2019 新型 iPhone]
ちなみに、人間が一目で見られる範囲を角度であらわすと〈約120度〉で、焦点距離に変換すると〈12mm〉ほどです。人の目は、かなり広範囲を見ることができます。

ただ、超広角カメラには注意点があって、広角・望遠カメラに搭載されている2つの機能はありません。1つ目はハードウェアで『光学式手ぶれ補正』機構が搭載されていません。2つ目はソフトウェアで低照度条件下でも明るい写真を提供する『ナイトモード』の機能には対応していません。

超広角カメラ:サンプル画像

超広角カメラ:サンプル画像[新型 iPhone 11]
超広角カメラ:サンプル画像[新型 iPhone 11]超広角カメラ:サンプル画像[新型 iPhone 11]超広角カメラ:サンプル画像[新型 iPhone 11]超広角カメラ:サンプル画像[新型 iPhone 11]

iPhone 超広角カメラ:スペック
焦点距離 13 mm(35mmフィルム換算)
開放F値 ƒ / 2.4
レンズ構成 5 枚
シャッタースピード 1 秒 ~ 1/45,000 秒
撮影感度 21 ~ 2016(ISO)
解像度 1,200万画素 (4032 × 3024 px)
光学手ぶれ補正 なし
ナイトモード なし

広角カメラ

広角レンズは、iPhone メインカメラのスタンダート的な画角。シングルカメラを搭載するモデル(iPhone SE / 7 / 8 など)でも使いやすい広角レンズを採用しています。デュアルカメラの iPhone でも、この広角レンズがメインカメラとなるでしょう。
広角カメラ:画角サンプル画像[新型 iPhone 11]
iPhone 11 の広角レンズの焦点距離は、35mmフィルム換算で〈26mm〉と、iPhone X や多くのスナップカメラなどの採用される〈28mm〉と比べると少し広角側に振ってあるため、旅行先の風景撮影であれば1回の撮影で多くの景色・建築物を写すことができます。また、自撮りで人物と景色がうまく写真に収めやすくなります。
広角カメラ:画角サンプル画像[新型 iPhone 11]
開放F値は、レンズ口径の大きい単焦点レンズらしく〈ƒ / 1.8〉の優れた明るさを持つ。明るいF値のレンズは背景をボカせたり、ポートレートモード併用でボケ大きくできます。また、低照度環境のシャッタースピードを速くできます。

広角カメラでは、撮影感度を表す ISO の最大値〈3072〉と、一番高い設定(設定はオートのみ)が可能なため、ナイトモードの撮影にも貢献しています。

レンズユニットには光学式手ぶれ補正を内蔵。手持ち撮影でもブレを抑えた撮影ができます。

また、写真撮影に重要な機能となるフォーカス機構ですが、iPhone 11 の広角カメラにはイメージセンサー全体に『フォーカス用画素』を組み込んだ 100% Focus Pixels(フォーカス ピクセルズ)を採用。
これは、一眼レフ・ミラーレスなど高い精度の AF(オート フォーカス)を必要とするカメラに採用される『像面位相差 AF』と呼ばれる技術で、メインとなる被写体との距離を素早いピント合わせが可能。さらに、iPhone の顔検出 AF と組み合わせることで、複雑な背景が広がるセルフポートレートでも正確なピントで捉えます。

広角カメラ:サンプル画像

広角カメラ:画角サンプル画像[新型 iPhone 11]
広角カメラ:画角サンプル画像[新型 iPhone 11]広角カメラ:画角サンプル画像[新型 iPhone 11]広角カメラ:画角サンプル画像[新型 iPhone 11]広角カメラ:画角サンプル画像[新型 iPhone 11]

iPhone 広角カメラ:スペック
焦点距離 26 mm(35mmフィルム換算)
開放F値 ƒ / 1.8
レンズ構成 6 枚
シャッタースピード 1 秒 ~ 1/125,000 秒
撮影感度 32 ~ 3072(ISO)
解像度 1,200万画素 (4032 × 3024 px)
光学式手ぶれ補正 あり
ナイトモード あり
その他 100% Focus Pixels